仮想通貨投資をしている人も、そうでない人も、関連技術として「NFT」について聞いたことがあるはず。
Twitterの最初の発言が数億円のNFTになったとか、サッカーチームがNFTを発行したとか、いろいろと気になる話題もあったので
「自分もNFTを買ってみたい!」「NFTの買い方が知りたい!」
と考えている人も多いようです。
そこで! このページでは、そんなNFTの買い方について徹底解説。
ニュースで話題になっているような海外のNFTを買う(ちょっと難しい)方法と、国内のサイトでカンタンにNFTを買う方法をそれぞれ紹介します。
NFTブームが過ぎ去った今は、かなり強い興味を持った人だけが取引を続けている状態。
今投資を始めれば、将来大きく値上がりするNFTが、思わぬ安値で入手できる可能性もありますよ!
↓NFT購入の第一歩はこちら↓
NFTを購入するときに必要なもの
NFTを購入する際に必要なのは、
- イーサリアムなど(購入するNFTによる)の暗号通貨
- NFTと、その決済用の暗号通貨を格納するウォレット
- NFTマーケットプレイス(NFTを売り買いできるサイト)のアカウント
この3つだけ。
暗号通貨も何も持ってない! という人でも、今からお伝えする手順でNFTをゲットできますよ。
まずは海外のサイトなどを利用するちょっと難しい手順を紹介しますが、後でもっとお手軽な方法についても解説するので、今はだいたいの流れだけつかめればOKです!
NFTの買い方STEP1.取引所の口座を開設する
ウォレットを用意してそこに暗号通貨を送金する、という手順をカンタンに済ますなら、コインチェックに会員登録してイーサリアム(イーサ、と呼ぶこともあります)を購入するのがオススメ。
どんな方法でNFTを買うにしてもココだけは外せないので、まずは↓のリンクから登録しちゃいましょう。
もし登録やイーサリアムの購入でつまずきそうな場合は、コインチェックの口座開設について紹介している当ブログの記事をチェックしてください。
会員登録から暗号通貨の購入までまるっと説明してます!
NFTの買い方STEP2.ウォレットを準備し、コインを送金する
さきほど紹介した記事を参考に暗号通貨を買い終えると、コインチェックのアプリやサイト上でイーサリアムの残高を確認できるはず。
この状態をもう少し専門的に言い表すと、
「コインチェックが管理するウォレットに、あなたのイーサリアムが保管されている」
ということになります。
次はこのイーサリアムを、NFTのやりとりに対応した別のウォレットに送る手続きが必要なんです。
スマホからMetaMaskにアクセスしてアプリをダウンロードして会員登録をすると新たにウォレットを作成できるので・・・
- MetaMaskで作成したウォレットのアドレスを確認(コピー)する
→コインチェックのサイトで「出金」を選択し、イーサリアムをさきほど確認したアドレスに送るよう指定する
という手続きでMetaMaskのウォレットにイーサリアムを格納できます!
ちょっと難しそうだ、という場合は、以下ざーっと読み飛ばしてコインチェックのサイトで直接NFTを買う方法をチェックしてみてください!
NFTの買い方STEP3.NFTマーケットプレイスに登録する
ここまでの準備が整ったら、次はNFTマーケットプレイス(NFTを売り買いするサイト)に登録しましょう。
今回は、業界でも大手、かつ私たちがNFTと聞いてイメージするようなデジタルアートを多く取り扱っているOpenSeaをご紹介。
画面右上の「Connect wallet」というボタンをタップして、さきほどウォレットを解説したMetaMaskのアイコンを選べば、あとはなんとなく画面に従っているだけで、英語がよくわからなくても会員登録を完了できますよ。
どうしても英語に抵抗がある! という方は、スマホアプリなら一部を日本語化することもできるので、アプリストアで「OpenSea」と検索して登録にチャレンジしてみてください!
NFTの買い方STEP4.出品中のデジタルアートなどを探す&購入する
ここまでの作業、大変お疲れ様でした!
あとはネットショッピングをするのと同じ感覚で、サイトやアプリから買いたいNFTを選択してみましょう。
NFT自体の価格、および「ガス代」と呼ばれる手数料(ここでは「送料みたいなもの」と考えてください!)を確認し、手続きを進めればついにNFTを購入できます。
買いたい!と思った商品によっては、追加でイーサリアムの入金が必要になるかもしれませんが、その際は改めてイーサリアムの購入からMetaMaskへの送金までの操作を行ってください。
また一部の商品はオークション形式で販売されているため、購入したつもりが「入札」しただけだった、というケースもあるので気をつけてくださいね!
NFTを購入できるデジタルマーケットプレイス
さて、ここまでは「NFT取引に慣れた人の間では一般的な」手順で、大手サイトのデジタルアートを購入する手順を紹介してきたんですが・・・
正直なところ
「ウォレットがどうとか、英語のサイトに登録しろとか、ややこしすぎる!」
と思った方も多いかもしれません。
ですが、NFTの売り買いに日本のサイトを利用すれば、登録の手順もわかりやすいうえ、いくつかの手順を省略することも可能なんです。
その分、取り扱うNFTに制限があり、ネットニュースで見かけるような超高額NFT作家の新作などはほとんど取り扱いがないんですが・・・
「将来値上がりしそうなものや、レアそうなものを探して持っておく」だけならスグに実現できますよ!
Coincheck NFT β版
Coincheck NFT β版は、さきほど紹介したコインチェックの関連サービス。
デジタルトレーディングカードや、NFTを活用したゲームで使うアイテムなどが売買できます。
しかも! このサイトを利用する際には「コインチェックのウォレット」がそのまま使えるので・・・
- コインチェックに登録してイーサリアムを買う
- Coincheck NFT β版で好きなNFTを選ぶ
- 購入すると商品代が残高から引かれる
たったこれだけのステップでNFTをゲットできます。
さらに、先ほど「送料みたいなもの」として紹介したガス代もかからないので、コスト面でもお手軽なんです。
もちろん、ここでの手続きに慣れたらさきほど紹介したMetaMaskに資金やNFTを移すことも可能なので、ひとまずコインチェックのアカウントは持っておくのがオススメですよ。
LINE NFT
さきほど紹介したCoincheck NFT β版ですら、ちょっと手続きがめんどくさい・・・という人におすすめなのがLINE NFT。
その名の通りLINEが運営するマーケットプレイスで、登録から仮想通貨の購入、そしてNFTの取引まで、すべて普段使っているLINEアプリから手続きを進められるのが便利なポイント。
LINEでスタンプを買ったことがある人なら、大して変わらない労力でNFTが買えちゃいますよ!
NFTとは?おさらいと注意点
ここで改めて「そもそもNFTって何だっけ」という点についておさらいしておきましょう。
NFTとは、略さずに言うとNon-Fungible Token。ざっくり日本語にすると「替えが効かないデジタルデータ」のこと。
ビットコインなどの仮想通貨と同様、ブロックチェーンの仕組みを活用しているため、安易に複製できず、「この世にただ1つであること(唯一性)」が保証されるんです。
現在はこの仕様を活かして、デジタルアートやゲーム内アイテムの販売などに使われています
NFTを購入するときの注意点1.デジタルアート自体の唯一性は保証されない
そんなNFTですが、取引の際にはいくつか注意しておきたいポイントが存在します。
まず最も大きなものが「デジタルアート自体の唯一性は保存されない」ということ。
現在「デジタルアートのNFT」として売られているものは、ほとんどが「ネット上に今まで通りの(=複製可能な)デジタルアートを公開し、それにNFTを関連付ける」という形で発行されています。
つまり、デジタルの絵画や、デジタルの宝石につける権利書としてNFTが使われているということ。
なので「権利書そのもの」についてはまちがいなく唯一性が保証されているんですが、肝心の絵画そのものは、デジタルの宿命で誰でも無料で閲覧・複製できる場合がほとんどなんです。
また、アートの作者が同じ作品に紐づいたNFTを新たに発行することも可能なので、その場合手持ちのNFTは「レア感」が下がってしまう点についても注意しておくべきでしょう。
NFTを購入するときの注意点2.権利の扱いが難しい
さきほど紹介した仕様にも関連するのですが・・・
デジタルアートのNFTを購入した場合、そのアート自体を好きにする権利までは譲り受けていないことがほとんどです。
買ったデジタルアートを自分が作った作品だと言い張ったり、紙に印刷して現実で売ったりはできない、ということですね。
また権利の問題でいうと、そもそもNFTを発行した人と、デジタルアートの作者が違う、ということもありえます。
Aさんが描いてインターネットに上げた絵を、Bさんが勝手にNFTにしてマーケットプレイスで売ってしまい、それをあなたが買って無断で二次利用したらAさんに見つかった、なんてことになると、かなり面倒ですよね。
海外のサイトだと権利関係を調べるのも手間ですが、それでも売買の際は作者の情報などをよく確認しましょう。
NFTを購入するときの注意点3.近年売上高が大きく減っている
日本では2021年ごろに大きく注目されたNFTですが、2023年現在はブームも下火。
さきほど紹介したOpenSeaは、ピーク時と比べると取引高が99%もダウンしたみたいです。
NFTという技術自体は大きな可能性を秘めたものですが、今のようなかたちでのアート・アイテムの取引が今後も続くかは未知数。
NFTを売り買いするなら、失っても痛くない程度の資金に留めておくことをオススメします。
NFTを購入するときの注意点4.ガス代がかかる上、金額が読みにくい
さきほど軽く触れたとおり、多くのNFTマーケットプレイスでは、NFTの購入やその他手続きの際に「ガス代」と呼ばれるネットワーク手数料がかかります。
このガス代、ネットワークの込み具合によって大きく変わるため、一概に「だいたいこのくらい」とは言いにくく、さらに優先で処理してもらうために追加料金を支払う「チップ」のような仕組みもあって、結構複雑なんです。
少額のNFTをこまめに取引して利益を稼ごうとしたら、知らない間にガス代をたくさん払って損していた、なんてこともありえるので要注意ですよ。
ちなみに、さきほど紹介したCoincheck NFT β版なら、ガス代は無料です!
仮想通貨投資を始めた方へ
ここまで、NFTの買い方や、NFTを購入できるマーケットプレイスなどについて解説してきました!
手順がちょっと複雑な分、ゲットできれば将来性と楽しさを両立できるNFTなんですが・・・
「買い方が難しそうだし、もう流行りも終わったみたいだし、買って大丈夫なのかな」
と疑問に思った方もいらっしゃるかもしれません。
実際、NFTの今後についてはさまざまな意見があることは確か。
ですがNFTに関連して利益を得る方法は単に「安く買って、将来高く売る」だけではありません。
将来性のある作家のNFTを買って、アーティストから株主優待のような還元を受けることに期待してもいいですし、ひとまずイーサリアムだけ持っておいて通貨の値上がりを待つのも大いにアリです。
コインチェックに会員登録してイーサリアムを買っておけば、さまざまな利益の可能性が開けますよ!